会長あいさつ

山科医師会のホームページへようこそお越しくださいました。
山科医師会のホームページへようこそ 一般社団法人 山科医師会会長に就任いたしました榎堀 徹(えのきぼりとおる)と申します。令和7年6月から2年間の任期ではありますが、山科医師会ともどもご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。 山科医師会は昭和47年に、東山医師会から分離独立する形で設立されました。令和4年には設立50周年を迎え、今年は53年目になります。山科地区の経済の発展・人口増加と共に、医師会も成長してまいりました。現在、7つの病院と数多くの診療所にて構成され、約260名の勤務医と110余名の開業医から成り立っています。病院と診療所との「病診連携」、診療所どうしの「診々連携」、勤務医と開業医、病院と診療所との更に良い関係を作り上げていきたいと考えております。 振り返ってみますと令和2年の新型コロナウイルス感染症の未曽有のパンデミックから数年が経ち、さらに2類から5類に移行して2年になります。流行、重症化は少なくなりましたが、今なお感染者はゼロとはなりません。この間、既存の感染症に対する免疫低下や、感染対策への意識低下が一因と考えられますが、マイコプラズマ肺炎、インフルエンザ、百日咳などがこの数年で最多となりました。感染対策、予防、治療体制を引き続き維持してゆく必要があります。 山科区も高齢化が進み、京都市内で高齢化率が最高の地域となりました。令和2年1月に「在宅医療・介護連携支援センター」を、京都市から委託を受けて設置しました。医療と介護の両方が必要な高齢者が、住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを最期まで続けられるよう、在宅医療と介護が円滑に連携できる環境整備をサポートしてまいります。令和6年12月には区民公開講座「落語で笑って学ぼう!人生会議~自分らしい最期を迎えるために~」を京都市東部文化会館で開催し、多くの区民の皆様に御参加いただきました。 山科医師会としての活動を紹介しますと、検診事業(学校健診、特定健診、がん検診など)、災害時医療対策、介護認定審査会、糖尿病教室、区民公開講座の開催、医師会員への医療情報の提供、学術講演会、集談会の開催、山科医師会通報、会報の発行、福利厚生事業など、多くの活動をしております。これらに対して多くの担当理事を配しております。 今後も山科地区の皆様の健康維持と医療の発展のため、地区医師会の責任を果たしてまいります。皆様方のご理解、ご協力をお願い申し上げます。 (令和7年6月吉日)山科医師会会長 榎堀 徹